2019Sシラバス
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火1 火1 火1 初年次ゼミナール理科 31434 授業の目標・概要 皆さんは、「自分は地図を読むことができない」とか、「慣れない場所だと迷いやすい」などと感じたことはありませんか。「自分は方向音痴だ」などと感じたことは、ありませんか。 迷いやすい人もそうで無い人も考えてもらいたいのですが、ではなぜ、人によって迷いやすかったり、そうでなかったりするのでしょうか。私は建築の専門なので、「迷いやすいのは、環境が(自分にあわせて)きちんとデザインされておらず、適切な情報が発信されていないのが悪い」と考えます。問題は、環境のデザインのされ方なのです。 私たちは、あたりまえですが環境の中に存在しています。これは、私たちが生きるために利用するすべての情報は、私たちが対峙する環境の中から取得されることを意味します。たどり着きたい場所になかなかたどり着けなかったり、迷ってしまったりする、このようなことは、環境の中の情報を私たちが上手に利用できていないから発生します。 この状況は、建築の設計者や都市構造の設計者などのデザイナーの立場からは、上述の通りきちんと環境がデザインされていないから発生する、とも考えられます。でも、環境はあまりにもあたりまえに私たちの目の前に存在するので、なにが「よくない/わかりにくい」デザインなのか、指摘することはそれほど簡単な事ではありません。 この授業では、まず私たちがどのように環境を捉えているのかということについて、建築学や心理学などの分野で研究されてきた成果をもとに解説します。次に、それらの知見をもとに、私たちが「あたりまえ」のものとして感じている環境を見つめ直し、そこにどのような「意味」が隠されているのか、実際の環境を歩きながら考えます。 引き続いて、情報が環境に埋め込まれているという視点から身の回りの環境をじっくり観察し、目的とする行為に対し、環境がどのような情報を発していれば良いのか、既存の環境を改善する具体的な提案まで、検討することを目指します。 本講義は、建築と環境のデザインに関わる内容ではありますが、デザインそのものは問題ではありません。本講義での到達目標は、以下の通りです。 ・「あたりまえ」の環境を、分析的な視点から観察すること ・「あたりまえ」の環境から、特徴や問題点を見つけ出すこと ・観察と分析の結果を、わかりやすくプレゼンテーションすること 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31435 授業の目標・概要 【授業の概要】 成績評価方法 授業のキーワード スライドによる講義、医学/外科学、腫瘍外科、血管外科、医学研究 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、工学/建築学、環境デザイン、フィールドワーク、プレゼンテーション 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、工学/電気電子工学、電磁気学,磁気浮上,小実験 教科書 ガイダンス 磁気浮上は,将来の高速鉄道への応用に関して注目を集めています.磁気による安定な浮上を実現する代表的な方法として,電磁力と制御技術の使用,超電導,反磁性効果などが知られています.電磁場を直接的に利用した現象である磁気浮上を通じて,目に見えない電磁場を体験的に理解することができます.本ゼミナールでは,科学おもちゃや,カエルを磁気浮上させた実験,超電導体など,様々な磁気浮上現象を題材として,磁気浮上の原理や,安定な浮上を実現する条件を考察します.磁場分布の測定も行い,電磁場を可視化することによって,理解を深めます.各回の講義のはじめに,電磁気学の初歩的な講義も行います.小グループに分かれて,グループ毎に題材を選んで理論的検討や実験を行い,その結果を発表します.電磁気学は,理科系の広い分野と関係しており,本ゼミナールで身につけた電磁気学の理解や,現象をモデル化する技法は,様々な場面で役に立つことが期待されます. 【授業の目標】 ・自らの力で課題を定義し,それを解決するプロセスを体験する. ・物理学の理論を,実際の問題の解決に活用するための応用力を養う. ・現象の本質を抽出して単純なモデルで表現し,その振る舞いを考察する技法を身につける. ・自分の考えをまとめて分かりやすくプレゼンテーションする能力を身につける. 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 70 E35教室 K301 K303 時間割コード 31426 授業の目標・概要 外科学、特に当教室で扱っている大腸肛門疾患及び血管疾患に対する外科を題材として大きく2つのことを学ぶ。外科、というと単に手術をする部署、というイメージがあると思うが、実際には基礎的な研究から疾患の予防・発見・治療まで、はば広い内容を扱う部門である。外科で扱う多様な業務内容の全体像をつかんでもらうことが1つ目の目的である。また医学においては実際の患者さんの治療を行うだけでなく、臨床から得られた様々な情報を解析し、論文の形にまとめることも重要な業務の1つである。そこで実際にこの作業を体験してもらい、医学研究を行うに必要な基本的な手法を身につけて貰うのがもう1つの目的である。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 曜限 環境の認知と空間デザイン 講義題目 外科学入門 体験で学ぶ電磁気学 担当教員 川合 一茂 松田 雄二 関野 正樹 医学部 工学部 工学部 所属 教室

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