2019Sシラバス
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水4 水4 水4 初年次ゼミナール理科 31433 31465 授業の目標・概要 自律移動ロボットや自動運転システムの開発に欠かせなくなっているロボットオペレーティングシステム(ROS)を用いたプログラミング演習を行います。講義の中で提供されるセンサーのデータを利用して、仮想空間上でロボットや自動運転車を動かしてみることにより、自律移動ロボットや自動運転システムに必要とされる要素技術を学びます。 作成したプログラムの提出とレポート評価。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 31479 授業の目標・概要 プラスチックは石油から合成され、熱により様々な形に成形加工でき、軽くて、丈夫で長持ちし、人類の生活を劇的に快適にした20世紀の最大の産物であるといっても過言ではありません。しかし現在、プラスチックの焼却に伴う二酸化炭素排出による地球温暖化問題、石油資源の枯渇、海洋マイクロプラスチックなどの環境破壊および生態系への影響などが世界規模の解決すべき課題となっています。本初年次ゼミでは、前半部分で、プラスチックの環境への影響とその解決について、「生分解性プラスチック」と「バイオマスプラスチック」の観点から一緒に考えます。 後半では、プラスチックと同様に、石油から製造され、製品の利用には欠かせない接着剤を取り上げ、接着剤と環境を主要テーマとして、低炭素社会とバイオマス利用の観点から一緒に考えます。接着の技術は紀元前のエジプトから利用されています。しかし、その現象は未だに科学的に解明されていません。接着することはわかっても、接着のメカニズムはわかっていないのです。 地球上で植物によって固定される炭素は、エネルギー化してCO2として排出されても問題はないはずです。しかし、その炭素をより長く固定化することで、二酸化炭素の増加は食い止めることができると考えることもできます。粘接着現象を解明することにより、炭素の固定化にいかに貢献できるかを一緒に考えます。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 環境保全 プリントを配布する。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 授業の目標・概要 (授業の概要) 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決・データ解析型、工学、エネルギー、環境、データ測定と解析、小実験 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 自律移動ロボット、自動運転システム 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 授業のタイプ「問題発見・解決型」、ポリマー(高分子)、生分解性プラスチック、バイオマスプラスチック、接着剤、教科書 ガイダンス 地球温暖化の進行を緩和しつつ、社会の発展を維持するために十分なエネルギーの供給を続ける事は、一つの領域の技術や対策だけでは成し遂げることは出来ません。新たな技術オプションを創出して行くと共に、多様な技術群を結びつけ総体として最適に機能させるシステム思考的アプローチが必要となります。本ゼミでは、エネルギーと環境に関わる現行から最先端の多様な技術の小実験を行い、それら技術の基礎学理を学習するとともに、実験・データ解析・考察手法を習得します。さらに、そこで学習した知見と最新の技術動向を基に未来の新技術システムを自分たちでデザインし、持続可能性へ寄与する新たな方法論を提案・議論します。 小実験では、具体的には火力発電、太陽光発電、風力発電、燃料電池、水素エネルギー、ヒートポンプ、二酸化炭素地中貯留、温度差発電、バイオエネルギー変換に関するそれぞれ基礎的な実験を行います。単に技術の原理を学習するだけでは無く、当該技術の現状を学んだり、課題を考察したりします。 また、エネルギー・環境に関わる最新の動向を調査・学習し、課題を正しく把握する事を通した上で、それらを解決する為の未来の技術システムをデザインします。システムとは、一つの技術をより良く機能させる方法論、または複数の技術を組み合わせたもの、あるいはある技術を中心としたビジネスモデルも含みます。このデザインを小グループで独自に考案する事で、グローバルな問題に対するシステム思考的アプローチを身につけます。 (授業の目的) ・ エネルギー・環境に関わる多様な技術を深く掘り下げて研究する事により、工学的な方法論や考え方を学ぶ。 ・ エネルギー・環境に関わる最新の動向、課題を正しく把握する事を通し、これからの学習・研究の基盤知識とすると共に、グローバルな問題に対するシステム思考的アプローチを身につける。 ・ 実際に動作する装置を組み立て、実験する事により、問題解決能力を養う。 ・ 小グループで独自に調査、立案、検証、議論し、創造する楽しさを体験する。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 68 1109教室 E35教室 K303 時間割コード 曜限 エネルギーと環境:人類社会の持続性のための工学技術を考える ロボットオペレーティングシステム プラスチックと人類の共存を考える 講義題目 担当教員 小林 肇 加藤 真平 岩田 忠久 工学部 理学部 農学部 所属 教室

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