2019Sシラバス
68/384

月4 水4 水4 初年次ゼミナール理科 31396 授業の目標・概要 目標1 数式を含む定理、法則について可視化を用いた説明の能力を身に着けること 31423 成績評価方法 授業のキーワード 「問題発見・解決型」、農学/獣医水産学、感染症、健康、食料、環境 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 原理解明・伝達型、「数学」「物理学」、定理、物理法則、可視化、プログラミング 教科書 ガイダンス 授業の目標・概要 本講義では、駒場学生の日常生活活動の中でも食行動にまつわる健康課題を特定し、改善策を報告書にまとめる。健康課題を特定するために必要な研究的アプローチの手法として、食行動・食事摂取実態を観察するための手法(観察・計量等の手法)と、一般的な社会調査の手法(既存データ分析、インタビュー調査、フィールドの参与観察、資源マッピング等)を組み合わせて実施する。 駒場学生の生活する環境の分析、及び解決策創出の過程を踏みながら、「学生の健康」が「キャンパス環境」に影響されていることを体感的に学び、また、健康総合科学の科学的手続きについて学ぶ。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門・増田建・坂口菊恵編 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、医学/看護学、健康、食行動、コミュニティ、学生生活 教科書 ガイダンス 目標2 定理、法則の意味を他者に分かるように伝える能力を身に着けること 目標3 授業で取り扱わなかった定理、法則については、自分の理解のレベルが自分で判断できるようになること。 高度情報化社会の中で、我々に求められる「知」の形が変化しつつあるということがしばしば語られています。一方、理系学問の骨組みであり、主要言語でもあるところの「数式」については、社会の中での受け取られ方にまったく変化が見られません。 高度情報化以前も以後も、一般社会の中での「数式」は、まったく意味不明なものであり、敬遠すべきものの代表格とされています。一方、その意味を理解するものにとっては、「数式」には深い意味があり、物理では世界観の一部をなしています。しかし「数式」の意味を理解していると自負している「専門家」はともすれば、本来の意味を超えて使ってしまいがちで、それが再び一般社会での敬遠傾向を強め不信を招いているようです。 このように、「数式」をとりまく状況は、社会の高度情報化の影響を今のところまったく受けていないように見えます。したがって、もし1年生の皆さんが、数式の意味を正確に他人に伝達する能力を身に着けたとすれば、それは今後の皆さんの人生にとって、大きな武器となる可能性があります。言い換えれば、AIでは代替できない仕事が出来るようになる、ということです。 この授業では、数学の定理や物理法則をテーマとして選び、それを他人に分かるように説明する方法を皆さんに考えてもらいます。その際「可視化」が重要な方法となりますので、多少のプログラミングが必要になります。もちろん「可視化」以外の視点も必要になるでしょう。 遅刻、欠席は厳禁です。 複数回の「達成度アンケート」を行いますが、これはテストでは ありませんので、回答内容が成績に影響することはありません。 授業の性格上、学力的な達成度でなく、努力の度合いを評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 科学の技法:アクティブラーニングで学ぶ初年次ゼミナール理科 東京大学出版会 66 K501 E25教室 K301 時間割コード 31478 授業の目標・概要 ワンヘルス(One Health)は、人、動物、環境は相互に密接な関係があり、それらを総合的に良い状態にすることが真の健康である、という概念です。グローバル化が加速し、世界的な人口増加の中、環境・食糧・感染症といった、人類共通の課題がクローズアップされてきます。このような課題の克服には、世界は一つ、健康も一つ ”One World, One Health” の観点から、地球規模で、分野横断的なアプローチが求められます。 この講義では、獣医学と農学国際の専門家が担当します。前半は日本の事情を中心に、後半は途上国の事情を中心に、ワンヘルスと感染症という観点から、動物や人類との関わりをトピックごとに考えます。講義の中では、現状を調査して課題についてグループディスカッションを行い、多様な意見を交換することで課題解決への糸口を探ります。 講義の折り返し時点で、文京区弥生にある農学部キャンパスを見学する機会を設けています。ここでは、東大農学部の教授であった上野博士の忠犬ハチ公の臓器を教材に、犬の健康を侵すフィラリアを学んだり、農学部キャンパスにある世界動物保健機構(OIE)のアジア太平洋事務所の協力を得て国際機関の役割を紹介し、テーマについての理解を深めます。 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 曜限 ワンヘルスと感染症を考える 数式の可視化・直感的理解・訴求力 講義題目 食行動の分析に基づく ヘルスプロモーション 担当教員 芳賀 猛 齋藤 晴雄 山本 則子 農学部 医学部 所属 教室 物理

元のページ  ../index.html#68

このブックを見る