2019Sシラバス
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初年次ゼミナール理科 初年次ゼミナール理科 グループ1 1年 理一(1-6,10,16,18-19)理二三(4,7) 31411 授業の目標・概要 (授業の概要) 31418 授業の目標・概要 本授業は,大気海洋研究所所属の教員2名のリードのもと,「海」について様々な側面から掘り下げて考える機会を提供します.「能動的」な学びの過程を通じて皆さんに「研究」の初歩を体験してもらうことを目指します.海に関する予備知識は必要ありません.むしろ,海について学んだことのない方の履修を歓迎します. 本授業で主に行うのは,調べる,まとめる,発表する,議論する,といった作業です.この中でも,特に「議論」に重点を置きます.教員の発表を学生が聞く時間は必要最小限にし,学生が主体的に参加し進めてゆく授業となります. 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、データ解析型、物理、小実験、サイエンスコミュニケーション 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 問題発見・解決型、応用物理学/光学、光子、物質と光の相互作用、光のエネルギー 教科書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 議論・調査・発表、海洋・物理・地学・化学・生物 教科書 ガイダンス 普通の感覚では、光は波であり、電子は粒子である、と思うのが普通だろう。だが、デジカメの撮像素子、人間の目といった光の検出器は光子 (photon) の数を勘定することで光の強さを検出している。一方、特殊な電子顕微鏡を用いると、電子(electron)は光のように干渉し、干渉縞を作ることができる。光子や電子とはいったい何者なのか。波なのか、粒子なのか、それとも両方なのか。場面場面で姿を変えるのか。 これらのことに関して文学的な言葉ではなく、物理の言葉で理解し、表現し、他人に説明できるようになることを目指して、自らの力で調べ、議論し、体験しながら理解を深めていく。どこまで理解すれば良い、という目標は設定しない。各自が自らの力で、またグループの協力により理解を深めてもらう。おそらく理解が進めば進むほど、さらに知らねばならない、考えねばならない事項が雪だるま式に増えてくる、ということに気付くであろう。 教員とTAは最小限の方向性を示し、必要に応じてアドバイスを与え、相談に乗り、ともに議論する。 (授業の目的) ・光子とは何か、電子とは何か、光や電子の波動性と粒子性とは何か、光を電子に変換して測定するとはどういうことなのか、等を、なにがしかでも正しく理解し、他者に説明できるようになる。 ・物理の現象を、文学的な言葉ではなく、物理の言葉で理解し、他者に説明できるようになる。 ・光子や電子とは何かということを考えることをきっかけにして、自力で幅広く物理学の理解を深め、周辺分野にも触手を伸ばし、必要となるスキル(たとえば数学など)を身につけていける能力を養う。 (開講場所) 駒場リサーチキャンパス(駒場II)キャンパス内 生産技術研究所 総合研究実験棟As棟 中セミナー室2(As301・302) アクセスマップ http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/access.html キャンパスマップ http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/access/campusmap.html 参照のこと 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 64 K402 K302 グループ1 1年 理一(1-6,10,16,18-19)理二三(4,7) 講義題目 身近な物理でサイエンス 海を知ろう 時間割コード 31409 授業の目標・概要 簡単な測定や実験データ整理・解析、ものづくり等を実際に経験してもらい、試行錯誤や実験の難しさと計画性の重要性などを学んでもらいます。限られた材料・工具・時間の中で、自由な発想をもって、問題発見と解決方法・実験方法などを自分たちで考案してもらいます。小グルーブに分かれ、議論による協調学習を通して、コミュニケーション能力を伸ばしてもらいます。 ・何かを研究する時に、何が分かっていて何が分かっていないのか、何が問題でどうやったら解決できるのか、自分の頭で考えることができるようになる ・実験データの簡単な解析方法と、そこから導かれる結論を論理的かつ客観的に論じる力を身につける ・自分の考えを、分かりやすく他人に伝え、情報を共有することで新たなアイデアや知見を得るための、サイエンスコミュニケーション能力の基礎を身につける 初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。 (この講義での個別の評価基準) より良いデータ取得を目指して、独自性のある、コストパフォーマンスの良い、実験機の開発・改良ができたか 教科書は使用しない。 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 曜限 光は粒子か?電子は波か? 月4 月4 月4 担当教員 松本 悠 志村 努 黒田 潤一郎 所属 教養教育高度化機構 生産技術研究所 大気海洋研究所 教室 シラバス参照

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