2019Sシラバス
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本誌「初年次ゼミナール文科の履修について」の頁を参照のこと。 【この授業の目標・概要】 このゼミナールでは、文学を研究するとはどういうことなのかについて考えます。題材は日本の近代文学ですが、ここで学ぶ方法は他の地域の文学研究にも応用可能だと思います。作品の語りの構造に注目して読む方法、作品発表時の歴史的・社会的な文脈に注目して読む方法、本文の生成過程に注目して読む方法など、文学作品に接近するための多様な方法について、段階を追って学んでいきます。 【学術分野】 国文・漢文学 【授業形態】 文献批評型 「出席、報告および議論への貢献等の平常点」(30%)と「小論文」(70%)で評価します。 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 河野龍也・佐藤淳一・古川裕佳・山根龍一・山本良編 出版社 ISBN その他 次の参考書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 本誌「初年次ゼミナール文科の履修について」の頁を参照のこと。 【この授業の目標・概要】 祖父母または曾祖父など、少し前の世代あるいはそれに準ずる人から体験を聞きながら、自分の知らない過去(昭和史)について学ぶ。彼(女)らの人生に昭和の時代や社会がいかなる影を落としているか、どのように影響しているかを探ってみる。時代背景をよく理解するとともに、2011年の震災や原発問題を祖父母がどのように感じ考え受け止めていたかを戦争体験とも比較しながら聞いてみるのもよし。こうした聞き取り調査を通じて、履修者自身が自分の知りえなかった過去に出逢い、疑問や謎、違和感や驚きをそこから見つけ出していくとともに、それについてさらに文献を使って調べ、自分なりの答えを導きだしていく。またその自分の考えたことを他者に伝え、それについての討論を経て自身の認識を広げていく。他の人に自分の考えを過不足なく伝えたり、対話していく技法を学ぶこともねらいの一つである。 【学術分野】歴史学 【授業形態】フィールド型+ディシプリン型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 成績評価方法 授業のキーワード 昭和史、聞き取り、戦争、記憶、体験、過去 教科書は使用しない。 教科書 参考書 次の参考書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 出版社 書名 著者(訳者) 小熊英二 出版社 ISBN ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 初年次ゼミナール文科 31732 金4 授業の目標・概要 【共通目標】 31733 金4 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 授業のキーワード 日本文学、文学研究 教科書 参考書 ガイダンス ――日本の近代文学を題材にして 『大学生のための文学トレーニング 近代編』 三省堂 978-4385365534 2,100円(本体価格) 『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』 『読む、書く、考える―』 ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト 生きて帰ってきた男 岩浪新書 2015年 9784004315490 60 115教室 117教室 時間割コード 曜限 講義題目 文学の研究方法 祖父母の体験に学ぶ昭和史 担当教員 村上 克尚 長谷川 まゆ帆 所属 国文・漢文学 歴史学 教室

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