2019Sシラバス
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初年次ゼミナール文科 グループ5 1年 文一二(13,21,24-25)文三(5,8,20) 31695 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 成績評価方法 授業のキーワード 歴史学、史料、先行研究、平成、「おことば」 教科書 参考書 ガイダンス 本誌「初年次ゼミナール文科の履修について」の頁を参照のこと。 【この授業の目標・概要】 複雑さが増すこの社会において、さまざまな文章をきちんと読み、他人に伝わるように書き、書かれた文章の質を正しく評価することの重要性も増している。しかし一方で、日常的な行為である文章の読み書きや、入試など一生を左右しかねない場面での文章の評価をうまく行うには、例えば光背効果や系列位置効果に代表される多くの心理的困難があることが明らかになっている。 この授業では、文章読解・産出・評価に関わる国内外の研究知見を参考にしながら、これまでも、そしてこれからも私たちの身近な存在であり続ける「文章」を研究する方法を習得する。具体的には、履修者各自で興味関心を活かした「問い」を設定し、「答え」を明らかにするための小規模な実験や調査を考えて実施してもらう。得られたデータを分析し、「問い」に対する「答え」を導いてほしい。 文章の読み書きやデータ分析に自信がない人も、教員やTAが基本事項を講義・指導するため心配しなくてもよい。文章について学術的に考えてみたい人は積極的に履修してほしい。 ■目標 以上の概要をふまえて、以下の学習目標を設定する。 ・文章を研究するための問いを設定できる ・問いを明らかにするための研究方法を設定できる ・得られたデータを適切に分析できる ・分析の結果を正しく読み取り、妥当な解釈ができる ・討論や報告によって他者の学習に貢献できる ・学術論文の構造をもった小論文を執筆できる 【学術分野】心理・教育学 【授業形態】ディシプリン型 フィールド型 出席、報告および議論への貢献等の平常点、小論文の3つの累積点数で評価する。 a) 出席(振り返りシートへの記入と提出):20点満点 b) 平常点(授業中の活動への参加):30点満点 c) 小論文:50点満点 注1)単位取得のためには、ⅰ) a~cの全てで60%以上得点していること、ⅱ) 講義に2/3以上出席していること、の両方を満たすことが必要である。 注2)特別な理由なく30分以上の遅刻・早退があった場合は、出席とみなさない。 注3)平常点と小論文の評価基準(ルーブリック)は、授業内で示す。なお、適切なルーブリックを作成するために、小論文の仮提出を求める場合がある。 授業のキーワード 文章の読み方(読解方略)、文章はいかに書かれるか(産出モデル)、文章評価の揺らぎ、高次認知過程、メタ認知、データ分析 教科書 教科書は使用しない。 次の参考書を使用する。 参考書 書名 著者(訳者) 東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 その他 ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 本誌「初年次ゼミナール文科の履修について」の頁を参照のこと。 【この授業の目標・概要】 目標は、「おことば」に書かれた内容を丹念に調べることを通じて、歴史学の作法を体験すること。ここでの「おことば」とは、明仁天皇と美智子皇后の発言のことで、記者会見なども含める。 【学術分野】歴史学 【授業形態】ディシプリン型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 教科書は使用しない。 次の参考書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』 その他の参考文献は授業中に提示する。 『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』 53 K301 K402 グループ5 1年 文一二(13,21,24-25)文三(5,8,20) 講義題目 「おことば」からはじめる平成史 時間割コード 31693 授業の目標・概要 【共通目標】 曜限 文章の心理学 ー読む・書く・測るー 水2 水2 担当教員 椿本 弥生 山口 輝臣 教養教育高度化機構 所属 教室 歴史学

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