2019Sシラバス
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本誌「初年次ゼミナール文科の履修について」の頁を参照のこと。 【この授業の目標・概要】 この授業では、フィールドワークを通じて「問い」をたて「答え」を探求するための、文化人類学の基礎的方法を学んでもらう。受講生は自らの興味に基づいて「東京のいま」をとらえるための研究トピックを選び、それぞれフィールドワークを行う。まず自らのトピックについて文献調査を行い、フィールドワーク計画を作成する。その計画に基づいて、各自、参与観察やインタビューなどのフィールドワークを行う。そしてフィールドワークで得たデータを通じて、「問い」を立て直し、さらにその「答え」を導くことを試みる。 【学術分野】 文化人類学 【授業形態】 フィールド型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 教科書は使用しない。 次の参考書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 森 政稔 本誌「初年次ゼミナール文科の履修について」の頁を参照のこと。 【この授業の目標・概要】民主主義とは何か、については高校の公民科教科書などで触れられ、一応は勉強したことになっている。しかし、現代世界の政治で実際に民主主義がどのように作用しているのかを考えると、教科書的理解とはまるで異なることが生じているようである。このところ欧州での難民問題、排外主義的ポピュリズムの台頭など、民主主義をめぐる困難な問題が相次ぎ、さらに日本と韓国、中国など東アジアの国々における対立が深まっており、民主主義がこれらの問題に対処できるかどうかが深刻に問われるようになった。本年はそれらと関係の深い現代民主主義の関わるテーマを3つ設定する。 1.近年の日本の政治状況を把握し、民主主義思想の視点からその問題や可能性を検討する。 2.ナショナリズムとは何か(ナショナリズムの理論と欧米やアジアにおける状況、ポピュリズムとの関係など)。 3.政治的コミュニケーション(ポピュリズムの多発とメディアの関係、政治教育の可能性など)。 【学術分野】社会・社会思想史 【授業形態】文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する 教科書は使用しない。 次の参考書を使用する。 書名 著者(訳者) 初年次ゼミナール文科運営委員会・教養教育高度化機構初年次教育部門 書名 著者(訳者) 森 政稔 出版社 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 初年次ゼミナール文科 31694 火4 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 授業のキーワード フィールドワーク、インタビュー、参与観察、文化人類学、東京 教科書 参考書 ガイダンス 成績評価方法 授業のキーワード 政治的コミュニケーション、ナショナリズム、ポピュリズム、民主主義、多文化社会、経済発展と民主化 教科書 参考書 ガイダンス 『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』 『読む、書く、考える -東京大学 初年次ゼミナール文科 共通テキスト-』 変貌する民主主義 筑摩書房(ちくま新書) 48 K501 114教室 時間割コード 31692 火4 授業の目標・概要 【共通目標】 曜限 講義題目 東京をフィールドワークする 現代民主主義の思想的問題 担当教員 田辺 明生 社会・社会思想史 所属 文化人類学 教室

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