2019Sシラバス
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本誌「初年次ゼミナール文科の履修について」の頁を参照のこと。 【この授業の目標・概要】 子ども向けのものを含め、これまでに偉人伝に接してきた人は多いだろう。感動し、敬意を表する「純粋な」読み方も、もちろん存在する。ただしこの授業では、何が「偉業」とされ、それがどのような表現を用いて語られているかを、客観的に分析してもらう。その分析を通して、時代や社会が求める理想の人物像とは何かについて考察してほしい。 取り上げる伝記は各自が自由に選択するものとし、時代や地域は不問とする。評伝のほか、映画や漫画も分析対象としてよい。また、問題を論じるうえで必要な場合は、複数の人物や書物についての比較対照を行ってもよい。 授業では、選択したテーマの概要について各自に発表を行ってもらうほか、小論文の草稿についての意見交換を行うことを通して、最終課題の完成度を高めてゆく。 【学術分野】国文・漢文学 【授業形態】文献批評型 発表および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 成績評価方法 草稿は期限内に提出されたもののみを評価の対象とする。 授業のキーワード 人物伝、批評、問題意識 教科書は使用しない。 教科書 次の参考書を使用する。 参考書 書名 著者(訳者) 東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 ガイダンス 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 本誌「初年次ゼミナール文科の履修について」の頁を参照のこと。 【この授業の目標・概要】 国際関係論(国際政治学)という学問の見地から、国家間の協調と対立について理論的に考察する。具体的には、戦争・国際機構・地域主義・人権・内戦(平和構築)などのテーマについて考えることになる。 最初に、研究者によって書かれた学術論文を読むことで「リサーチとは何か」という点を実感してもらったうえで、自分たち自身で研究を行い、それを報告し、最終的にはペーパーとしてまとめる。 「国際関係論」の専門的知識を養うことだけではなく、こうした作業を通して基本的なアカデミックスキル(適切なリサーチデザインを立てる、報告する、論文を執筆する)、特に論理的思考を身につけることを重視する。 【学術分野】 国際関係 【授業形態】ディシプリン型 文献批評型 出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 教科書は使用しない。 次の参考書を使用する。 書名 著者(訳者) 東京大学教養学部初年次ゼミナール文科運営委員会 第1回授業日に行う。ガイダンス教室については掲示板等で告知する。 初年次ゼミナール文科 31707 水4 授業の目標・概要 【共通目標】 成績評価方法 授業のキーワード 国際関係、戦争と平和、国際制度 教科書 参考書 ガイダンス 『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』 『読む、書く、考える ―東京大学初年次ゼミナール文科 共通テキスト―』 34 118教室 518教室 時間割コード 31706 水4 授業の目標・概要 【共通目標】 曜限 国際関係について理論的に考える 講義題目 「偉人伝」を読む 永井 久美子 担当教員 国文・漢文学 湯川 拓 所属 国際関係 教室

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