1年 文科 理科 31507 S1 2年 文科 理科 授業の目標概要 東京大学は世界に先駆けて成功させた巨大物体の透視技術「ミュオグラフィ」は瞬く間に世界へと波及し、火山内部監視、福島原発メルトダウン調査、ピラミッド内部探査などに次々と成果を上げ、世界のセーフティーイノベーションへとその強いポテンシャルを示してきた。この最先端科学技術が生み出す、他方面への波及については社会的関心が世界的に高く、本技術がセーフティーだけでなく、放射線診断治療の高度化を通したライフイノベーション、宇宙探査や資源開発などに活用されることが検討し始められている。 本講義はミュオグラフィが生み出す新たな科学技術とテーマ、そしてそれを支える技術開発を中心に構成される。まず、ミュオグラフィは実験素粒子物理学や原子力工学で培われてきた荷電粒子の検出技術を核に持ち、その技術開発はミュオグラフィの技術革新全体における重要な一翼を担う。そのためこの部分は受講生がミュオグラフィ科学を学ぶ上において必要不可欠な要素となる。本講義では量子イメージング分野において機器開発、イメージング解析技術などにおいて数多くの成果を創出してきた工学部の講師により、イメージングに必要な粒子線検出器の原理から宇宙探査にも使える次世代ミュオグラフィへとつなげる最新の話題を提供する。さらに、ミュオグラフィの技術移転は医療の分野にも及ぶ。超高精細ミュオグラフィ観測技術をより高精度な放射線医療へとつなげられる可能性がある。本講義では、医学部で放射線治療装置の高度化を推進してきた講師がミュオグラフィを使い更なる高度化を目指す研究内容を紹介する。このように様々な分野へと波及する東大発の巨大物体透視技術「ミュオグラフィ」の測定原理と学内で進む展開を伝えるのが本授業の目標である。 成績評価の方法及び基準:レポート、遅れ無し出席を総合して評価する。 Roll Call, Class Assignments and Final Exam 教科書は使用しない。 特に行わない。 1年 理科 2年 理科 S 授業の目標概要 1年 理科 2年 理科 全学自由研究ゼミナール 時間割コード 31532 31533 S 授業の目標概要 近年、IoT(モノのインターネット)が注目され、ばらまき型の無線センサやウエアラブルデバイスが我々の生活で使われ始めようとしています。これらのデバイスの電源には、電池が用いられていますが、頻繁に交換や充電をしなければならず、普及の大きな障害になっています。本ゼミナールで対象とするエネルギーハーベスティング(Energy Harvesting、環境発電)は、環境の中に薄く広く存在する振動や熱などのエネルギーから微弱な電力を取り出すもので、無線センサやウエアラブルデバイスを電池なしに駆動できる技術として最近多くの取り組みが行われています。 本ゼミナールでは、特に、環境の振動を用いた振動発電、熱・温度差を用いた熱発電をとりあげ、講義と体験を通じて発電原理・しくみの理解と応用デバイスの社会への展開について学習することを目標とします。 ※このゼミは4月5日(金)6限(18:45~)に駒場キャンパス7号館743教室にて行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。 出席とプレゼンテーション プリントを配布する。 特に行わない。 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス 337 1 1 1 時間割コード 時間割コード 開講 講義題目 ミュオグラフィ科学/Muography Science 開講 ロボティック医療システム 【注意】この授業は、開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開されることがあるので留意してください。 手術ロボットによって,(1)臓器や骨格の裏側や内部などの医師が通常では見ることができない部位を見ることができるようになる.また,(2)医師が通常手では困難な狭い領域や臓器の裏側の手術,微細な手術,高精度な手術が可能となる.さらに,(3)遠隔地での診断や手術も可能となる. 本ゼミナールでは,当該研究室で開発されている世界最先端の深部脳神経外科超微細手術支援システム,眼科手術支援システム,最小侵襲人工膝関節置換術支援システム,遠隔低侵襲手術支援システム,集束超音波を用いた非侵襲結石破壊システムなどを実際に操作する.次に,ものづくり技術・知識,コンピュータ・ネットワークなどの情報学の知識,医学的知識を駆使して実現する手術ロボットはどのようにして構築されるのか,その入門を学ぶ. 第1回(駒場):ガイダンスと概略説明 第2回(本郷:土曜,あるいは,日曜):手術ロボットの実体験(その1) 第3回(本郷:土曜,あるいは,日曜):手術ロボットの実体験(その2),手術ロボットをどのようにして構築するかの基礎の解説 ※受講人数:20名に制限する。 ※このゼミは4月5日(金)6限(18:45~)に駒場キャンパス7号館743教室にて行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。 出席(2/3)と最終レポート1回(1/3)にて採点 プリントを配布する。 特定日に行う。 2019/04/09 6限 1号館102教室 開講 電池レスIoTデバイスのためのエネルギーハーベスティング 担当教員 田中 宏幸 地震研究所 集中 講義題目 講義題目 所属 担当教員 所属 工学部 光石 衛 担当教員 所属 工学部 鈴木 雄二 曜限 単位 シラバス 曜限 単位 集中 曜限 単位 集中 教室 対象 参照 教室 対象 シラバス 参照 教室 対象 シラバス 参照
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