1年 文科 理科 31631 S 2年 文科 理科 講義題目 モデリングと未来予測入門 ~原子(マテリアル)から地球まで, 1ピコ(1兆分の1)秒から100年先までを予測する~ 授業の目標概要 高効率なエネルギー利用や,地球温暖化,資源セキュリティなど,今日の日本は数多くの課題に直面しています.これら不確実な将来と向き合い,安全で快適なそして環境に優しい社会を構築していく必要があります.どんなに複雑な事柄であっても,それらをモデル化し,単純な数式で表現することで,将来起こりうる事をある程度の確度で予測することが可能になります.対象の大小,時間の長短に関わらず取り組む方法は基本的には同じです. そこで,本講義は,身の回りで起きている様々な事象をモデル化してシミュレーションし,未来を予測する基本アプローチを実践的に修得することを目的とします.題材として,実験装置の中で起こる反応の原子・分子の動きから,実際の材料生産現場や台所での調理の際に制御している熱伝導現象,さらに地球規模での環境問題や市場発展など,1ピコ(1兆分の1)秒から数分,数10年の時間スケールを取り上げます. また,得られた結果をただ「見せる」だけでなく「魅せる」ためのプレゼン技術についても修得します. 以上を通じて,文系理系を問わず多くの皆さんにモデル化と未来予測の全体像と楽しさと素晴らしさを学んでもらうことを目的としています. 講義への出席と,毎回の講義で出す課題に対するレポート提出にて評価. プリントを配布する。 第一回授業日に行う。 木 5 E21教室 火 2 金 2 1年 文科 理科 2年 文科 理科 総合科目 F(数理・情報) 時間割コード 31632 S1 講義題目 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス コンピュータモデルで社会を観る-社会システムデザインのための科学的アプローチ- 社会問題の解決や社会制度設計に役立てるために、人の行動データやWEB上のビッグデータから統計、数理、認知科学、社会科学、計算機科学などの原理に基づいて様々な人間集団や社会のモデルを構築し、エージェントシミュレーション、ネットワークシミュレーション、インタラクティブシミュレーションなどのコンピュータシミュレーション技術を用いてその振舞いをダイナミックに予測、解析する手法が注目されつつある。本講義では、こうした社会モデリングとシミュレーション技術を活用した社会システムデザイン・分析の代表例と最新の適用事例について紹介しその可能性について議論する。 1 「社会システムのモデリングとシミュレーションのための基礎知識」 1.1 基本用語と社会システムデザインの概要 1.2 ヒューマンモデリングI(ヒューマンモデルとは) 1.3 ヒューマンモデリングII(チーム・組織・インタラクション) 1.4 コンピュータシミュレーションの使い方(理解・予測と検証、発見と共創) 2 「基本モデルの紹介」 2.1 ライフゲームと創発性 2.2 社会心理モデルとゲーム理論I 2.3 社会心理モデルとゲーム理論II 2.4 社会心理モデルとゲーム理論III 3 「応用例の紹介(金融市場のモデリングとシミュレーション)」 3.1 金融市場の特徴と金融データの統計解析 3.2 金融市場のモデリング 3.3 金融市場のコンピュータシミュレーション 3.4 金融市場制度設計に向けて 4 「まとめ」 4.1 まとめ 出席と期末レポートによって評価 教科書は使用しない。 第一回授業日に行う。 302 K011 時間割コード 開講 授業科目名 モデリングとシミュレーション基礎Ⅰ 開講 授業科目名 モデリングとシミュレーション基礎Ⅰ 担当教員 神原 淳 担当教員 菅野 太郎 所属 工学部 工学部 曜限 教室 所属 曜限 対象 教室 対象
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