2019Sシラバス
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1年 理科 2年 理科 月 5 S 1年 理科 2年 理科 金 2 総合科目 E(物質・生命) 31738 31739 S 講義題目 生命進化概論(アドバンスド理科) 授業の目標概要 「生物学は進化という観点がないと何も理解できない」というのは進化生物学者のドブジャンスキーの言葉である。生物とは自然界で唯一進化する能力をもつ存在である。生物はおよそ40億年前に化合物の集まりとして誕生し、その後数億年を経て原核生物、真核生物、さらに多細胞生物へと進化し、ヒトが誕生した。そしてヒトの扱える技術やエネルギーの規模は拡大の一途をたどっている。なぜ生物は進化するのだろうか? どこから来て、そしてどこへ行くのだろうか? 生命とは何か? なぜ死は不可逆なのか? これらの答えを得るために、今現在も数多くの科学者が研究を続けている。本講義では、これまでに行われてきた生命進化の研究を紹介し、私たち人類が一体どこまで理解するに至ったのかを概説する。さらに進化を理解するための方法論を解説し、受講者に実際に進化の計算機シミュレーションを通じてその研究の一端を体験してもらう。 本講義の前半では、まず生命とは何か、その誕生の謎と人類に至るまでの進化について説明する。そしてその進化過程には一定のパターンがあることを学ぶ。そのパターンから私たち生命の過去と未来を議論する。本講義の後半では、これまでに生命進化の研究で行われてきた方法論を学ぶ。受講者には実際に進化シミュレーションを行ってもらう。シミュレーションにはプログラミング技術が必要であるが、意欲さえあればこれまでの経験は問わない。必要な知識は授業中に身につけることができる。本講義により、進化という現象を計算機の中に再現できるようになる。これにより生命進化の何が当然で、何が奇跡だったのかを理解できるようになる。 なお、受講者数を20名程度に制限するので、ガイダンス時に生命科学の基礎学力の確認と学習意欲に関する調査を行う。その結果、4日以内に、第二回以降の受講対象者の学生証番号を正門横掲示板に発表する。 毎回の小レポート 教科書は使用しない。 第一回授業日に行う。 初回ガイダンス場所は1225教室 講義題目 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス 量子技術と量子コンピュータ(アドバンスト理科) 2019年1月に量子コンピュータの商品化の発表がなされ、夢のコンピュータである量子コンピュータを使える世界が近づいてきている.量子コンピュータが扱う量子情報を担う物理系は,分子や原子からなるものから,超伝導体の電気回路からなる人工的な素子まで様々なものが研究されてきた.この講義では,前提となる量子力学の基礎から,これら量子技術の発展を追うかたちで量子コンピュータの講義を行う.また講義の中では,IBM Q Experienceが提供する超伝導量子コンピュータの実機が使用可能なクラウドサービスを利用し,量子コンピュータを用いた計算を演習として行う. 受講者数を20名程度に制限するので、ガイダンス時に線形代数の基礎学力の確認と量子力学への理解や学習意欲に関する調査を行う。その結果、4日以内に、第二回以降の受講対象者の学生証番号を正門横掲示板に発表する。 学期中のレポートと出席状況、定期試験をもとに評価する。 教科書は使用しない。 第一回授業日に行う。 初回ガイダンス場所は1225教室 291 E38教室 E38教室 時間割コード 時間割コード 開講 授業科目名 先進科学Ⅰα 開講 授業科目名 先進科学Ⅱα 担当教員 野口 篤史 担当教員 市橋 伯一 所属 先進科学 所属 先進科学 曜限 曜限 教室 対象 教室 対象

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