2019Sシラバス
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1年 文科 理科 2年 文科 理科 木 5 火 2 2年 理科 1年 文科 理科 2年 文科 理科 火 2 S 物質・生命工学基礎ⅠA 竹中 充 総合科目 E(物質・生命) 31615 S1 講義題目 授業の目標概要 31627 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス ナノ物理・情報エレクトロニクスの基礎 ナノテクノロジー、情報化社会、エレクトロニクス、電子技術という言葉を聞いたことがあるだろう。これらの先端技術は、electron(電子)のもつ性質を自在に活用し、工学として人間社会に役立てるという考え方の上に成り立っている。エレクトロニクスや電子技術は、現代社会のあらゆる方面にわたって不可欠な基盤技術であり、21世紀の高度情報化社会に向けてその重要性は増す一方である。この発展を支えているのは、トランジスタを多数組み合わせたプロセッサやメモリなどの集積回路(VLSI)であり、半導体レーザ、光スイッチ、光ファイバなどを用いた光エレクトロニクスである。半導体集積回路(VLSI)は、コンピュータなどあらゆる電子機器の心臓部であり高機能化をめざして活発な研究が続けられている。また、光通信や光情報処理技術の必要性が増すと共に、光ファイバ、半導体レーザなどの光エレクトロニクスデバイスも急速に発展しつつあり、グローバルな通信ネットワークを支えている。これらのシステムやデバイスの基盤となる半導体結晶や新しい光・電子材料の開拓など、ナノテクノロジーも含めた基礎物性の分野(物性科学との境界領域)も重要である。特に次世代のデバイスは、ナノメートル(10^-9 m)スケールの物理学(ナノ物理)を理解することなしにありえない。本講義では、工学部電子工学科の教員が現代社会を支える情報エレクトロニクスの基礎をわかりやすく解説し、研究の最前線の状況についても紹介したい。 A 半導体の基礎物性、B トランジスタ・電子デバイス、C 光エレクトロニクス・光通信、D 集積回路技術のトピックについてレポートを課して成績を決定する。定期試験は実施しない。 教科書は使用しない。 第一回授業日に行う。 溶液における分子認識と自己集合の原理 サイエンス社 978-4-7819-1403-9 279 1311教室 511教室 109教室 時間割コード 時間割コード 30392 S 分子認識と自己集合:分子間相互作用 講義題目 授業の目標概要 殆どの場合,分子は孤立して存在するというより,常に他の分子と相互作用している.特に溶液中では,必ず分子間における相互作用が存在する.このような分子間相互作用は分子骨格を形成する化学結合(共有結合)に比べとても弱いが,分子間相互作用が生命系の複雑な仕組みと深く関わり,秩序立ったシステムの形成・維持に寄与している.本授業では,ほぼ全ての分子間相互作用を扱い,さらに分子間相互作用の理解を深めるため,分子軌道により解釈される共有結合との比較も行う. 水素結合やファンデルワールス力は分子間相互作用の一つで,高校化学の教科書でも取り扱われている.しかし,分子間相互作用について,いくつもの基本的な疑問がある.水素結合はどういう元素間で形成されやすく,なぜそうなるのか?DNAの塩基対は水素結合で形成されているが,ATペアよりGCペアの方が強いのはなぜか?単に水素結合の数だけで説明して良いのか?タンパク質はポリペプチドから形成され,アミド間の水素結合により一義構造へ折り畳まれるが,なぜアミド結合が選ばれたのか?なぜ水に溶けにくい物質は水を嫌って集合化するのか?また,水以外にこのような特性を示す溶媒は存在するのか?ファンデルワールス力は分子間相互作用の中で最も弱いが,無視できるほど弱いのか?分子が自発的に集合し,秩序構造を形成する自己集合という現象は,生命システムの形成に欠かせないが,どうやって自己集合体が形成されるのか?自己集合も化学反応の一つだが,その反応機構は,一般的な化学反応と同じような考え方で解釈できるのか? 本授業では,これらの問題について「分子間相互作用」というキーワードをもとに合理的に考え,結論を導き出していく. 出席,定期試験による. 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 平岡秀一 出版社 ISBN 第一回授業日に行う。 時間割コード 開講 授業科目名 化学薬学概論 開講 授業科目名 超分子化学 開講 授業科目名 担当教員 阿部 郁朗 担当教員 平岡 秀一 担当教員 所属 薬学部 ケミカルバイオロジーⅠ(化学からみたケミカルバイオロジー) 医薬を創製し、人類の健康を守ることは薬学の大きな目標の一つである。この目標のために、薬学では、生体や疾患の仕組みを解明するための研究、薬や毒などの物質と生体との相互関係を解明するための研究、生体に有用な物質を創製するための研究などが、互いに連携をとりながら日夜進められている。本講義では、薬学研究の中から主として有機化学あるいは物理化学研究を取り上げ、これらの研究が新薬の創製にいかに重要であるかを平易に解説する。 レポート提出、授業態度(出席等) 教科書は使用しない。 第一回授業日に行う。 所属 化学 所属 工学部 曜限 曜限 曜限 教室 対象 教室 対象 教室 対象

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