2019Sシラバス
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金 2 2年 文科 理科 火 1 2年 文科 理科 金 2 2年 文科 理科 展開科目 自然科学ゼミナール 展開科目 自然科学ゼミナール 時間割コード 31128 S 自然史生物学:植物野外観察と博物館体験 講義題目 授業の目標概要 基礎知識を学ぶ講義と野外生物の観察、標本作成および博物館においてのキューレーションや展示作成の実習を行い、多様性生物学を支える基盤について学ぶ。 実習を伴うため、受講者を15名程度に制限する。受講希望者が受講可能数を超える場合は、レポート課題により受講者を選抜する。その他、詳しい内容はガイダンスにおいて説明・指示する。 レポート・参加姿勢 教科書は使用しない。 第一回授業日に行う。 31669 S 講義題目 放射線に対する生物応答の分子機序と放射線利用の最先端 授業の目標概要 東京大学では放射線に関して、生命科学から工学、物理学、数理科学まで広範な領域にわたる研究が行われている。全学センターとしてアイソトープ総合センターはその拠点となり、学内の放射線利用者への教育と同時に、放射線を使った先端的研究が行われている。学外に向けては原子力発電所事故の被災自治体や地元教育研究機関と協力して、除染・測定を含む学術的活動を継続的に行い、帰還を支援している。当センターはこれらの活動を通じて、被災地住民にとって真に重要な課題を明らかにし、これに取り組むために従来の学問の限界や枠組みを押し広げる努力を行っている。放射線影響、特に低線量の内部被ばくメカニズム解明やそれに対する防護については未知の点が多く、集学的な対応が必要であることから、その全貌を把握する系統的機会は少ない。そこで、本講義においては可及的に多様な視点から放射線が生体に及ぼす現象平易に解説することを目的とする。また、当センターは放射線を製造する加速器研究者や、分析装置の研究者と共に、生体イメージングや、α線核種を用いた医薬品開発を行っており、先端的なアイソトープ利用の拠点としての役割も果たしているため、最新の学問的潮流を踏まえて、放射線の有効利用の現状と次の展開についても解説することが可能である。特に、アイソトープ総合センターの教職員が取り組む研究とその成果をとりあげることにより、現実的な課題から最先端の科学研究に至るまで概観することを本講義の目的とする。 「放射線影響と利用」では、(受講希望者が多数の場合には,)、受講を希望する理由書に基づき選抜を実施する。履修希望者は本講義の受講を希望する理由をA4用紙1枚程度に記載し、第1回講義の際に提出すること。選抜結果は、第2回講義前までに掲示する。 それぞれの講義のうち幾つかを選択した上でレポート提出を求め、最終回に予定している測定演習の成績と総合して理解度を判定、評価する。 教科書は使用しない。 第一回授業日に行う。 31667 S 儀我 美一 講義題目 微分方程式による結晶成長現象の解析 授業の目標概要 結晶表面の現象をモデルに微分方程式の基礎を学ぶ。結晶には雪結晶のようなものから体内の結石までさまざまなものがある。特に、どのようにしてその形状が変わっていくかを解明することは応用上重要である。結晶は成長や融解によりその表面の形が変化していくので、その動きを記述するためにさまざまなモデルが提案されているが、微分方程式によるモデルは極めて有効である。例えば、金属の焼きなまし時における結晶粒界の動きを記述するために平均曲率流方程式が60年前に提案されている。この方程式は曲面をその面積の減少率が最も大きくなるように法線方向に動かすことを要請するものであるが、非線形偏微分方程式であるために、当時の数学の水準では難しくて扱えなかった。しかし、20世紀後半の非線形解析学の進展により、今日はそのような方程式も扱えるようになった。本セミナーではこの種の方程式を題材に、微分積分学の自然な発展としての数学解析のさまざまな考え方に触れる。 出席とレポート 次の教科書を使用する。 書名 著者(訳者) 儀我・陳 出版社 ISBN その他 特に行わない。 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス 動く曲面を追いかけて 日本評論社 978-4-535-78598-4 2015新版 126 K401 518教室 時間割コード 時間割コード 授業科目名 開講 自然科学ゼミナール(生命科学) 開講 授業科目名 自然科学ゼミナール(生命科学) 開講 授業科目名 自然科学ゼミナール(数理科学) 担当教員 伊藤 元己 担当教員 和田 洋一郎 担当教員 所属 生物 所属 アイソトープ 総合センター 所属 数理科学研究科 曜限 教室 曜限 教室 曜限 教室 シラバス参照 対象 対象 対象

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