2019Sシラバス
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1年 文科 2年 文科 月 3 1年 文科 2年 文科 水 1 S 1年 文科 2年 文科 火 5 基礎科目 人文科学 基礎科目 人文科学 時間割コード 30175 S 哲学Ⅰ 哲学の根本的問い 講義題目 授業の目標概要 わたしたちの誰もが一度は向き合わざるをえないであろう「哲学の根本的問い」の幾つかについての考察を展開していきながら、関連する哲学史上の古典的テクストを紹介し、受講生の皆さんの今後の哲学的思索の厚みが増すようにお手伝いしたい。 考察の出発点は、わたしたちの日常生活である。まずは、各々の「わたし」が、生活の現場において遭遇するさまざまな問題に対処しながら生きる日常の基本構造を振り返ってみよう。そのうえで、「知の根拠」「行為と自由」「人格と倫理」「真理と価値」「生の意味」といった事柄をめぐる哲学の基本的な問いを、具体的に展開していきたい。 実のところ、「哲学」とは、何ら特別なものではない。わたしたちは、さまざまな問題に忙しく対処しながら生きる日常のなか、ふと立ち止まり、「いったい自分たちは何をやっているのだろう? こうしたことはいったい何を意味しているだろう?」と問い直さざるをえなくなることがあるのではないか。わたしたちは、走ってばかりはいられない。走るにしても、走ることの意味を問わざるをえない。その問いとともに始まるのが、急ぎ足で前進することとは異質な「哲学」の時間なのである。この営みには、人間の歴史と同じくらい古い歴史がある。人間は、人間であるかぎり哲学する。 さあ、君も立ち止まって考えよう。 定期試験の成績で評価する。 プリントを配布する。 第一回授業日に行う。 30627 30591 S 講義題目 人間探求 自己探求としての倫理 授業の目標概要 今日に至るまで伝えられた「古典」と呼ばれるテキストを手がかりに、倫理に関する基本的なテーマを探求する。それは人間探求、自己探求としての意味を持つ。その探求の手がかりとして、主に、哲学、そして、キリスト教(中世キリスト教思想)に関するものを取り上げる予定である。そこから、探求すること、考えを深めることを学んでゆくことが求められる。 定期試験のほか、教員の指示する講義ノートや小レポートなどの提出物、授業内での活動による。 授業中に指示をする。 第一回授業日に行う。 評価方法 教科書 ガイダンス 講義題目 授業の目標概要 評価方法 教科書 ガイダンス 評価方法 教科書 ガイダンス 哲学の根本問題から哲学とは何かを考える 哲学の根本問題の多くは、古代ギリシア時代から論じ続けられているものです。そして、哲学という学問には、その時代から大きな進歩がないようにも見えます。このことは、哲学の問いは無意味な問いであることや、それらは別の方法で探究した方がよいことを示唆しているのでしょうか。そうではないかもしれません。哲学の根本問題は、われわれが当然成り立つと考えている一連の事柄がじつは両立不可能だということや、一見説明できてあたりまえの事柄にじつはきちんとした説明を与えることができないことを明らかにするものだからです。哲学の根本問題は、われわれの常識的なものの見方には根本的な問題があることを示しているのかもしれないのです。 この授業では、哲学の根本問題のいくつかを題材として、哲学とはどのような学問なのか、哲学の問題は他の学問が扱う問題とどのように異なるのか、哲学の問題に正解はあるのか、といったことについて考えていきます。 学期末の筆記試験(70%)と小レポート(30%)の内容によって評価します。 教科書は使用しない。 第一回授業日に行う。 103 1331教室 K214 K212 時間割コード 時間割コード 開講 授業科目名 開講 授業科目名 開講 授業科目名 倫理Ⅰ 哲学Ⅰ 担当教員 古荘 真敬 哲学・科学史 担当教員 鈴木 貴之 哲学・科学史 担当教員 阿部 善彦 哲学・科学史 所属 曜限 所属 曜限 所属 曜限 教室 対象 教室 対象 教室 対象

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